エラスティックフィラーIII
エラスティックフィラーIII
特長
シーラー機能を持つ外壁用水性下地調整材(微弾性フィラー)です。
各種旧塗膜に塗装することができ、緻密で吸込みの少ない下地を形成し、上塗りがきれいに仕上がります。塗膜には弾力性があり、細かいひび割れに追従します。JIS A 6909 可とう型改修塗材E主材
※新設のモルタル面や既存の塗膜の状態が良好な場合は水性カチオンシーラーマルチを下塗りとする工法をおすすめします。
※表面が劣化した窯業系サイディングボードの場合は水性サーフェサーを下塗りとする工法をおすすめします。
運用部位
塗装された外壁面(モルタル、ALC、ヘーベルなど)。
未塗装のモルタル面(要シーラー処理)やALCの目止め材として使うことも出来ます。
使用方法
ウールローラーやマスチックローラーや水性刷毛を用いて塗装します。上塗まで4時間以上乾燥させて下さい。
(上塗り塗料が油性タイプの場合は、8時間以上乾燥させてください。)
希釈
ウールローラー仕上:水で5~10%希釈します。/砂骨ローラー仕上:1~5%
かくはんヘラやパワーミキサーなどでよく攪拌してください。
塗布量
1㎡あたり0.3~0.5kg使用します。16kgで40~50㎡、4kgで10~13㎡塗装できます(塗替、平滑仕上げ)。
※マスチック(砂骨)ローラーでパターン付けする場合は、16kgで16~20㎡塗装できます。
*厚膜タイプの塗材ですので、塗布量により、塗装可能面積が大きく変動します。
注意点
軒裏や擁壁、住宅基礎部、ブロック塀など裏から水がしみ出る個所へは塗装できません。(フクレの原因になります)
※軒裏は水性外部用ツヤ消塗料をおすすめします。
※擁壁や基礎部、ブロック塀はIPヨウヘキコートをおすすめします。
未塗装モルタル面やコンクリートブロックなどの多孔質素材に目止め材として使用する場合は、水性カチオンシーラーマルチを下塗して、その上にエラステックフィラーを塗装してください。
湿度が高い時や5℃以下の場合は塗装できません。
※16kg缶は蓋を開けるために、皮スキなどの缶を切る道具が必要です。